ENSONIQ AudioPCI (ES1370) デジタル入出力改造

(2000/1/11〜)

 

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 ふとしたことからneko さんのホームページ寺内さんのホームページを拝見して、ENSONIQ AudioPCI (ES1370) を使ったサウンドカードでは、比較的容易に、しかもほぼ完全なデジタル入出力を付加できることを知り、私もチャレンジしてみることにしました。

 まず、デジタル入力だけ完成し、その後、デジタル出力を追加しました。入出力とも、光、同軸、両方の端子を付けてあります。

 ES1370 搭載のサウンドカードは、AudioPCI でのデジタル入出力に成功されている、macky さんの使われたのと同じ、PROCOMP の S311 という、MPEG INPUT のコネクタがあるものです。これのお陰で、デジタル入力の追加だけならば、サウンドカード自身にはハンダ鏝を入れる必要がなく、私のような電子工作の素人には最適です。DOS/Vパラダイス大須店で購入しましたが、確か税抜 \3,800 くらいだったと思います。

 デジタルオーディオ受信用 IC 、CS8412 と、送信用 IC 、CS8402 は、共立のページから通販で購入しました。

 入力側回路は、AudioPCI + CS8412 によるデジタル入力の第一人者である、UYO さんのものを参考にさせていただきました。これに、共立のサンプリングレートコンバータの回路図を参考に、同軸入力を追加してあります。

 出力側は、AudioPCI + CS8402 によるデジタル出力の第一人者である、寺内さんの回路図を参考にさせていただきました。これに、やはり共立のサンプリングレートコンバータの回路図を参考に、同軸出力を追加してあります。但し、寺内さんの光出力にあったバッファと、共立の同軸出力にあったトランスを省略してあります。

 回路図はこれです。回路図の描画には、岡田さん作の BSch に、寺内さん作の追加パーツデータを使わせていただきました。ありがとうございます(^_^)/ 。

 実際に制作した基板はこんな感じです。基板上部の中央のジャンパは、入力フォーマットを選択するために付けましたが、SONY フォーマットでは、何故か全く駄目でした。結局、I2S 側にしてあります。SONY フォーマットの時に、SCK を反転すれば良いらしいのですが、まだ試していません。
 抵抗等は、やはり共立で通販で購入したものや、カマデンで購入したものを使っています。

 

 裏はこれです。配線は基本的に松仲電子で購入した 0.5mm の銅線を使用しました。ユニバーサル基板 (サンハヤト ICB-293 \210) はタケイムセンで購入しました。取り敢えずソケットを付けてから、後で配線を考えながらはんだ付けしていったため、かなり酷い有り様です(^^;)。

 

 ブラケット側から端子を見たところです (入力側だけ完成した時点での撮影なので、CS8402 と HCU04 が写ってません(^^;) ) 。ブラケットはジャンクの古い SCSI インターフェースから拝借しました。それを東急ハンズANNEX 店で購入したL型金具とネジで固定しています。光端子は TORX173 / TOTX173 を使用しました。TORX173 、TOTX173 とデータシートがセットになったものがタケイムセンにあったので、それを購入しました。RCA 端子は海外通商で購入しました。

 

 PROCOMP の S311 です。右上が MPEG INPUT 端子です。左端が回路図上の入力側端子の上端になります。左から、MPEG_LRCLK (53) 、MPEG_BCLK (52) 、MPEG_DATA (49) 、GND です。

 

 S311 の裏側です。ES1370 からデジタル出力用の信号を取り出し、基板上に追加したジャンパに接続しています。ジャンパ自身は、瞬着で固定しています (実は、瞬着では後になって剥がれてしまったので、別途多用途接着剤で着け治しました(^_^;) ) 。こちらは右端が回路図の出力側端子の上端になります。右から、CMCLK1(69) 、CLRCLC2 (61) 、CBCLK2 (60) 、CSERDIN2 (59) 、GND です。

 

 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、S311 との接続、電源の供給はこんな感じです。ケーブル長過ぎ(^^;;)(電源 50cm 、データ 45cm ・・・)。
 電源ケーブルは九十九名古屋3号店で購入しました。確か、税抜 \300 でした。 +5V を 2P コネクタで引っ張り出してあるもので、そのまま使えるのでこれにしました。データ側はタケイムセンでケーブルと 4P コネクタ、5P コネクタを買って作成しました。基板上のジャンパは、海外通商で購入したものを使いました。

 

 設置後、PC を背面から見たところです。左側上が今回作成したもの、中央が S311 です。その下もサウンドカードですが、これは BREZZA 標準装備のものです。 S311 共々、BREZZA でなく、別の筐体に移したいところですが、金銭的なめどがたたない (^^;) ため、取り敢えず同居させてます。

 

 以下は、チェック CD から同軸経由で正弦波を入力して、hide さん作の、サウンドレコーダ for AudioPCI (AudioPCIRec) で録音した Wave ファイルを、efu さん作の WaveSpectra で表示した結果です。

 まずは、1kHz、0dB です。素晴らしいですね (T_T)/ 。

 

 同じく、1kHz、-15dB の正弦波です。

 

 20kHz、0dB の正弦波です。

 

 3kHz、-20dB の正弦波です。

 いずれも、「デジタル入力ならでは」の値が出ていると思います(^^) ( といっても、実は私はこのサウンドカードのアナログ入力は未チェックだったりしますが(^^;) )。

 出力側が完成したので、上記のデータを光、同軸それぞれの出力から DAT へ録音し、更に光入力で DAT から PC へ録音したところ、全てのビットが完全に一致しているのが確認出来ました(^_^)。録再を繰り返してもデータが変化しないのは、「デジタル出力ならでは」ですね(というか、デジタルオーディオは本来こうあるべきだと思うのですが・・・)。尚、当然、波形も上記と変わりないですから、画面イメージは省略します。

 

 現状では、デジタル入力は、32kHz 、44.1kHz 、48kHz のいずれも可能ですが、デジタル出力は 44.1kHz のみです。次の課題は、32kHz 、48kHz のデジタル出力ですね。48kHz のデジタル出力ができれば、ことデジタル入出力に関しては、最新のカードと比較しても、データが素のまま入出力される(余計な変換が行われない)分、この、ES1370 + 自作デジタル I/F の方が優位になります。早々に実現したいものです。

(1999/1/3)

 

 諸事情により、回路図を非公開にしました。

(1999/09/29)

 

 特に問題は無いようなので、回路図の公開を再開しました。また、リンク切れを修正しました。

 既に ES1370 搭載サウンドカードは、中古以外に入手不可能ですし、Leadtek WinFast 4Xsound など、C-MediaCMI-8x38 を採用したサウンドカードなどで、ほぼ同等の機能が実現できるため、このページを維持する意味は無くなってきていますが、CS8412/8402 はまだ入手可能のようですし、またこれらを使って工作する際の参考になるかもしれませんので、当分残しておきます。

(2000/09/28)


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